埼玉県は粉文化ということで、おまんじゅうのレシピが続きました。今回は、寒さに負けないよう根野菜のたっぷり入った麺料理「おっきりこみうどん」です。
12月、山間部の畑には真っ白な霜が降り、葉物に代わり土の中にかこってある大根、ごぼう、ネギ、里芋が大活躍する時期がやってきます。埼玉県北部(特に秩父)や群馬県では「おきりこみ(お切り込み)」「にぼと(煮ぼうとう)」、山梨県では「ほうとう」、いずれも各家庭の母ちゃんの味です。畑から帰った農家の主婦が大急ぎで作る夕食、囲炉裏にかけた大なべでことこと煮込んだ野菜汁に、自家製の小麦粉で打った幅広の麺を打っては放り込み、切っては放り込み、「これがおっきりこみうどん」の名前の由来です。さらに麺を打つ時間も惜しい時は、水で溶いた小麦粉を丸めて、汁の中に投げ込めば「すいとん」になります。
観光の目玉としてすっかり山梨の顔になった山梨のほうとうはカボチャ入りで味噌仕立て、カボチャが溶けて甘みのあるとろりとした汁です。埼玉ではネギがたっぷり入ったあっさりした醤油味ですが、どちらも少し固めにこねた生地をいったんねかせ、平たく幅広に切った麺を、茹でずにそのまま直接入れて煮込んでいきます。麺についた打ち粉、さらに麺台に残った打ち粉もすべて汁の中へ。貴重な小麦粉をすべて使い切ってしまう昔の人の知恵です。うどんと違い塩を入れないことでグルテンの形成がゆるくなりモチモチした感触になり、汁に溶け込んだ小麦粉がとろりとして汁の味が麺に絡みやすくなります。
寒い寒い夜、家族で囲むおっきりこみうどん、身も心も温かくなります。
さて今回も浦和中学校の栄養士さんにご協力をお願い致しました。
| 《材料》 一人前 |
| ほうとううどん(今回は冷凍ほうとううどんを使います) |
30g |
| 豚肉(もも細切れ) |
15g |
| 人参、大根、ごぼう、ねぎ、里芋などの野菜、板こんにゃく、油少々
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| 調味料 酒 1cc、 塩0.8g、 醤油8cc,
水145cc、 鰹節 |
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| ≪作り方≫
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- こんにゃくはちぎって下ゆでする。
- 鰹節でだしをとっておく。
- 肉を炒めて温度確認、にんじんも一緒に炒める。
- し汁を入れ、大根、さといもを入れ煮込む。
- こんにゃくと調味料を入れる。
- 野菜が柔らかくなったら、ねぎ、ほうとう麺を入れる。
さあ出来上がり、ふうふう吹いて召し上がれ!!
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